こんにちは、たまご夫です。日本の地方国立大学・旧帝大大学院とハンガリーの国立大学(ELTE)を経て、今はドイツの大学院で学んでいる私が、日本とハンガリーの大学生活の違いについて語りたいと思います。
卒業年数の違い
ハンガリー:3年
日本:4年
ハンガリーでは1年間のFoundation course(大学進学準備コース)を経た後に本過程に入る学生もいて、その場合は卒業までの年数は4年になります。日本の大学は4年間のうち、4年次に卒論研究に重点を置いていますが、ハンガリーは卒業研究の期間が半年と短いです。
カリキュラムの違い
ハンガリー:専門に関する授業が中心。LectureとPracticeに区分けされ、実践的な学びが強調されています。
日本:1,2年次に一般教養が存在し、専門外の授業も必須。これは教養の幅を広げる機会とも取れます。
授業の難易度
私の感じるところ、日本の大学生が遊んでいるというイメージには反対です。特に理系では、テストや実習が厳しく、学業とプライベートを両立させている学生が多いと感じます。
一方、ハンガリーでは、授業の難易度は先生や科目によって異なります。理解していない学生は厳しく落とされることも。
数学の教育
私の体験から言えば、ハンガリーの数学の教育レベルは、日本よりも低いと感じました。
実際、3rd semesterまでは高校数学に毛が生える程度のことしかやらず、日本で既に大学数学を学んだ者としては拍子抜けでした(私は数学が得意な方ではないが、数学の成績は上位だった)。正直カリキュラムとしての数学のレベルは低いため、自分で勉強しない限りは日本の大学生に差をつけられる可能性があります。
まとめ
今回はハンガリーと日本の大学生活のカリキュラムの違いについて触れました。次回は、大学生活の日常や文化の違いについてお話しします。お楽しみに!