たまご夫です。社会人を経てドイツで大学院生をしています。2023年2月、私がセカンドバチェラーとして1年半通ったハンガリーのEötvös Loránd University(ELTE)のComputer Science(CS)学部を退学しました。その決意をした理由を5つ挙げて、詳しくお話ししたいと思います。
英語のカリキュラムの質の問題
ELTEではハンガリー人がハンガリー語で学ぶコースと留学生が英語で学ぶコースとの2つに分かれています。英語で学ぶコースは、大学にいる先生の中でも英語で教えられる人に限られます。授業によっては質が低く、その割に評価が厳しい授業もありました。
さらに、英語で開講されている授業の選択の幅が狭く、自分の興味や専攻に合わせた授業を受講するのが難しい点も大きなネックでした。
生活費と授業料の高騰
2022年からの円安の影響を強く受け、既に高かった生活費と授業料がさらに上昇。日本の国公立大学での生活と比較しても、ハンガリーでの学生生活のコストが非常に高くなってきています。
英語スキルの向上に限界
ELTEの留学生や先生の中には英語が得意な人もいますが、多くは非英語ネイティブ。そのため、日常のコミュニケーションにおいて英語を使用する機会が予想よりも少なく、英語環境としての私の期待を大きく下回りました。
卒業後の進路に不安
私の目標は海外での就職でしたが、ELTEの留学生向けキャリアサポートは十分とは言えませんでした。特に非EU圏出身者としては労働ビザ取得の障壁も高かったです。
大学院への進学を検討
ELTEでの学びを通じて、より専門的な知識を深めるために大学院進学が必要だと感じました。特に、外国での就職を目指す場合、現地の大学や大学院の卒業が有利であるとの情報も耳にし、再度進学の選択をすることにしました。
●まとめ
以上の5つの理由から、私はELTEを退学し、ドイツでの大学院進学を選びました。留学する前と後では目標や考えが変わってくると思うので、その都度修正していくことが大切だと私は思います。