2024年２月、３月にJAL便で日本に一時帰国しました。その時に使用した「Rail and Fly」について紹介します。これを使うと、ドイツ国内での鉄道代（空港⇄目的地の区間）を払う必要がなくなります！
Rail and Flyとは？
航空券の価格にドイツ鉄道の電車賃が含まれているサービス。ドイツ鉄道は繁忙期や直前の購入は電車賃が高くなる傾向にあるので、ドイツ国内で鉄道を使うか決まっていなくてもとりあえず予約しておくに越したことはないかと思います。
フランクフルト国際空港とドイツ鉄道のプラットフォームは繋がっており、ICE（高速鉄道）を使えばドイツ各都市に気軽にアクセスできますよ。
飛行機の発着から２４時間以内なら使用できるチケット。もし夜遅く到着しても一晩はホテルに滞在し、次の日に電車に乗るなんてことも出来そう。
＜各航空会社の参照先＞
各航空会社がドイツ鉄道のRail and Flyについて説明してくれています。その他の航空会社の場合について知りたい場合は「（乗る予定の航空会社） Rail and Fly」で検索してみてください。
注意事項 〜航空券を予約する段階で〜
航空券を予約する際に出発地（あるいは発着地）を「ドイツ鉄道」と設定すること！！
これをせずに「フランクフルト国際空港」で予約をしてしまった私は、JALに電話して変更手続きをお願いする手間が発生…。もともと無料で変更可能の航空券を予約していたため（良かった〜）、「税金で1.05ユーロ支払いの必要あり」と言われましたが、１ユーロならまぁいいや。支払って変更しました。
JALに電話するときはいつも繋がるまで待たされるイメージがありましたが、JALヨーロッパ予約センターで電話したら待ち時間なしで即繋がってありがたかったです。
電車に乗る準備
飛行機に乗る時が近付いてきたら、乗る予定の電車を調べて電車のチェックインをする必要があります。ドイツ鉄道のサイトを使ってどの電車に乗るか決めたら、こちらから電車のチケット予約。
電車に乗る前に予めチェックイン（乗る予定の電車を決めて申請しておく）の必要がありますが、飛行機の遅延等、思い通りの電車に乗れないこともありますよね。でもその日のうちなら違う電車に乗ることになっても咎められなさそう。チケットに違う時間で印字されていても堂々と乗務員にチケットを提示し、特に咎められませんでした。ただ私に保証はできません…
電車内ではチケット監査の乗務員が電車内を回ってくるので、いつでも乗車券を提示できる状態にしておきましょう。私はスマホ・タブレットと複数の端末にPDFで保存してすぐ提示できるようにしました。電子では不安という方は印刷しておくことをおすすめします。
余談ですが、ドイツではDBのアプリをダウンロードしておくことを強くおすすめします。私は電車に乗る直前までアプリで運行状況を確認しています。ドイツ鉄道のアプリは情報の更新が早いので、短期の旅行だとしてもGoogle Mapの乗り換え案内よりもアプリを使った方が良いです。遅延情報などすぐに反映されますし、区間検索も楽々です。
電車の等級は？
ドイツ鉄道のICE（高速鉄道）は１等車（新幹線でいうグリーン車みたいなもの）と２等車（普通車）とあります。私はJALエコノミークラスで予約しましたが、なぜか電車の等級が行きは２等車、帰りは１等車でした。ただ正直、ICE（高速鉄道）に乗ってる時間は３０分だけだったので、座れればいいやと行きも帰りも２等車の適当なところに乗りました。
座席の指定もしていません。する場合はドイツ鉄道のサイトから出来るかと思いますが、詳しいことはわかりません。
実際にRail and Flyを使ってみて
ドイツ鉄道はすぐ遅延するし最悪運休になることもあるし、日本の鉄道のように信用できません。飛行機に乗り遅れることだけは避けたいので相当余裕をもって空港に向かうようにします。
空港への行き来をレンタカーにするか考えたこともあり乗車券が不要になりかけましたが、どうせ航空券に含まれているんだったらとりあえず予約しておけばいいですよね。
結局今回の日本一時帰国の際はドイツ鉄道を使用。ドイツ鉄道のチェックインは、飛行機の遅延や個人的な事情による飛行機の変更の可能性も拭えなかったので、飛行機搭乗の直前にやりました。実際、今回ドイツへ戻る直前に子供が体調を崩して飛行機の日程をギリギリで変更したので、ドイツ鉄道のチェックインをしていなくて良かったです。
馬鹿にならないドイツ鉄道の運賃。こんなありがたいサービスがあるのなら私は多分今後もRail and Flyで予約すると思います。
まとめ
出張や旅行、一時帰国で飛行機を予約する際には、とりあえずRail and Flyを予約しておくことをおすすめします。ICE（高速鉄道）でさえも運賃が無料になるのであれば、結果として使わなかったとしても痛手ではないと思います。