日本の運転免許証をドイツの運転免許証に書き換えました。ドイツあるある担当者によって言うこと違う、でかなり振り回されましたが結果オーライ。
ドイツ語公式翻訳を作ってもらう
日本の運転免許証をドイツのものに書き換えるには、まず翻訳をしてもらう必要があります。日本大使館の方にお願いして翻訳版を作ってもらいました。詳細は領事館のホームページで確認し、メールで申請書・パスポート・日本の運転免許証を送ったら申請完了。出来上がったら領事館に受け取りに行きます。手数料は15ユーロ（2023年６月時点）、受け取り時に支払いました。
日本の運転免許証とドイツ語公式翻訳の２つを持っているとドイツ入国後から６ヶ月は運転できるとのこと。なので１回運転の練習をしてみました。
市庁舎に申請しに行く
必要な書類
- パスポート
- 滞在許可証
- 日本の運転免許証
- 日本の運転免許証のドイツ語翻訳
- 証明写真（運転免許証の顔になる！）
書き換えに必要な手数料は35ユーロで、口座振込しました。ドイツ語翻訳版を作ってもらったのと合計すると50ユーロでドイツの免許証を手に入れられた計算です。
紆余曲折あった市庁舎での申請
結局、市庁舎に申請のために３回訪問しました…。
１回目の訪問（６月）
オンラインでそれっぽいところに予約した上でとりあえず突撃。だけど予想通り予約先が誤っていたため、正しい部署に日時を改めて予約を取ってもらう。
２回目の訪問（７月）
滞在許可証がまだ出来上がっていなかったので、仮の書類（申請中という旨が書かれているもの）を持参。しかし滞在許可証がないことだけが問題ではなく…
応急手当講習の受講と、視力検査も必要です。
え？！本当に応急手当講習と視力検査って必要？日本の運転免許証持っている場合は不要だと聞いたが
担当者は他の人にも確認しに行ったが受講しろと言われ撃沈。１ヶ月後に再び予約を取ってもらう。免許書き換えに関して色んな人のブログを読み漁ったが誰一人としてやってる人おらんかったぞ。
３回目の訪問（８月）
滞在許可証がまだ出来上がってなかったから再度予約してもらえばいいや…と思ったが。
滞在許可証をまだ受け取ってないんです。申請できますか？
そうなのね。持ってる書類で出来るかやってみるね〜。
あれ、神様かな？まさか今日申請できると思ってなかったから応急手当講習も視力検査も未受講で来てるよ。担当者が前回と違ったから再度聞いてみました。
本当に応急手当講習と視力検査って必要？日本の免許の場合は免除って聞いてるよ
この時の担当者は資料にあたってくれて、応急手当講習と視力検査は不要だということを確認してくれました。有能！！講習にかなりお金必要だしドイツ語だし１日潰れるしやりたくなかった。
そしてあっさりと申請完了。
ドイツの運転免許証を受け取りに
「出来上がったからいつでも来ていいよ」と電話がかかってきたので、市庁舎に向かいました。
受け取り時に確認しておきたかったこと：日本の運転免許証の行方。ルール上では没収される。
ドイツの法令は、運転免許証は原則として1人1枚しか所持できない旨を定めているため、日本の運転免許証をドイツの運転免許証に書き換えた際、日本の運転免許証はドイツの運転免許センターに回収されます。
在ミュンヘン日本国総領事館
しかし、日本では、運転免許証は免許の証明書としてだけではなく、重要な身分証明書としても用いられているといった事情があり、こうした事情を理解し、ドイツ当局はドイツ側方針として、回収された日本の運転免許証を、後日、ドイツ運転免許センターから在ドイツ日本国大使館宛に送付する運用をとっています（ただし、現状では必ずしも全ての免許証が送付されているわけではありません。）。
日本の運転免許証、忘れずに大使館に送付してくださいね！
えーっと…ここで保管しているんですよ。
日本の運転免許証は日本でかなり重要な身分証明書なんです。名前、誕生日、住所やらなにかと書いてあるから。日本大使館に送ってほしいんです。ほら、この大使館のホームページにも書いてある通り。
これが身分証なの？じゃあ持ってていいよ
え、ゆる。笑
有効期限は１５年
ほんと人によって言うこと違うので申請の際には振り回されたけど、無事にEU圏内で運転が出来るようになりました。
ドイツの運転免許証の有効期限は15年間で2038年まで使えます。左ハンドル右側走行の運転は慣れなさすぎて今はまだ足がブルブル震えるけど、頑張って運転の練習をしてドライブが楽しめるようになるといいなと思います。